アスベストは「石綿~いしわた」「せきめん」とも呼ばれ、細長い形の天然の鉱物繊維で、
6つの種類があります。
この6種類のうち、建築材料として使用された「石綿」は、
蛇紋石系のクリソタイル(白石綿、温石綿)と、角閃石系のアモサイト(茶石綿)、
クロシドライト(青石綿)です。
他の3種類(トレモライト、アクチノライト、アンソフィライト)は、建築材料には、
ほとんど使用されていませんが危険な石綿の仲間です。



石綿(アスベスト)はどうして建築材料に使用されるようになったのでしょうか。
夢の建材だったアスベスト
石綿(アスベスト)は前述したように鉱物なので、燃えずに、高熱にも耐え、
しかも、繊維なので織物にもすることができます。
(石綿は紀元前ミイラを包む布に使用されていました。)
特に、建築材料などに使用されるようになったのは、
石綿(アスベスト)は色々なものと均一に混ざりやすい特性があるため、
製品を製造する際に、品質の安定につながるからです。
燃えない、混ざりやすい、引っ張りに強い、電気を通しにくい、摩耗しにくい、薬品に強い。
その他、通常の状態では、ほとんど変化することなく、経済性にも富んでいます。
しかし、このような特性により、ひとたび空気中に微細な石綿(アスベスト)が放出されると、
消滅することなく長時間、空気中に浮遊することになってしまいます。
石綿粉じんが発生して、それが空気中に浮遊すると、呼吸とともに、石綿粉じんは、
鼻腔→喉頭→気管→気管支→細気管支を経て、肺胞に到達、沈着してゆきます。
沈着すると石綿肺、肺がん、中脾腫などの疾病の危険性があります。
そんな石綿(アスベスト)の様々な危険と不安から、大切なこと、大切なひとを、
私たちは守ってゆきたいと心から願い、実現してゆきたいと思っております。


